ごあいさつ
 
「富菊」は、花園で板金関連の事業を営んでいた祖父の富森菊一が昭和初期に祇園東でお茶屋の看板を掲げさせていただいてから三代続いています。昨年両親が相次いで亡くなり、放浪娘がようやく腰を落ち着けて跡を継いだものの、「お茶屋の道はへび?」(これ「蛇の道は蛇」、知り合いの駄洒落のぱくり)です。祖父や母(多津子)の代にご懇意にしてくださった方々やご近所みなさまのお力添えとご助言を得て、なんとかよちよち歩きを始めた新米(でも還暦間近)お母さんどす。
 
まだまだ修行中の身ですが、なんとか十年ぶりに富筋の舞妓さんをお見世出しさせようと張り切っております。お引立てを祈念して海外のお客様や修学旅行の学生さん達に伝統的なお茶屋遊びの一端を体験していただく企画を立てました。
 
地元や国内各地の一般のお客様方にご参加いただける企画もございます。行き届いたおもてなしをするために一見さんはご遠慮させていただくのがきまりの花街ですが、末長くご贔屓いただける機会を様々な形で試み本格的な宴席のご相談も受けて、一期一会を大切にして参りたく存じます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。        富 菊 拝